アラサー不美人の哀れな美容事情

残念なアラサーの、残念な美容体験談。

過食嘔吐を辞めた理由【後編】

過食嘔吐を辞めた理由【前編】 - アラサー不美人の哀れな美容事情
上記のエントリーの続編です。


大変重い内容です。
すみません。


また、文中「太る」「肌が荒れる」「肌に傷や痕が残る」ことについて過剰に恐れる記述が多々ありますが、これは私の「強迫性障害(強迫性障害の話。自分ルールがしんどくなってしまうとき - アラサー不美人の哀れな美容事情)」という病気からくる症状の問題です。


ご病気等の事情がありご自身の意思に反して太ってしまう方、生まれつき肌が弱い方のことを書いているわけではありません。


「1つのことにここまで執着してしまう私が異常なのだ」ということは、きちんと分かっています。


そもそも家族がいて、住む家があって、日本という裕福な国に生まれ、食べ物にも薬にも不自由しない、それだけでももう、身にあまる幸せだということも十分に分かっています。


ご理解いただければと思います。


私の経験が、今苦しんでいるどなたかのヒントになればということを願い、書きます。


【私は何もかも失う運命にあるのか】

摂食障害になってからというもの、大病を患おうが失恋しようが家族に不幸があろうが、どんな時でも食欲だけはなくならなかった私。


このときの肌荒れで強迫性障害が悪化したことにより、物心ついて初めて「食欲がない」という状態を経験しました。


また、「なんとか肌荒れを安定させたい」という思いから、あれこれネットの情報を読み漁り、健康食依存になりました。


そのせいでしょうか。


肌のことに必死で体型なんてどうでもよかったのに、思いがけずどんどん痩せてきてしまったのです。


肌が荒れる前の1年間。


それは、摂食障害を治すために、何よりも大好きだった仕事を手放し、長年の夢を諦め、太ることを受け入れた1年間でした。


生半可な覚悟ではなかった。


ここでは長くなるので詳しく書きませんが、1年かけて相当太ったけれど、やっと過食衝動に左右されない日々が訪れ始めていたところだったのです。


あと少しだったのに……
あとほんの少し耐えれば、長いトンネルの出口が見えそうな予感がしていたのに……


それなのに……


怒りに似た感情が湧き上がってきました。


仕事も夢も捨てた。
痩せた体も手放した。
人脈も友人も失った。
摂食の後遺症もすべて受け入れて……


「もうこれ以上失うものはないのだから」と、必死に摂食障害に向き合ってきたけれど…


まだ失うものがあったじゃないか!?!?!?!?


私からは、どんどんどんどん、全部全部、逃げていく。
奪うだけ奪って、病気は治らずハイさよならかよ。
バカバカしい。もう何もかもやってられない!!!!


このまま生きていく限り、今あるものもどんどん失われていく。
私の人生って、そうやって終わっていくのかな……


そのときの私にとって「死んだらダメだよ」という言葉は、唯一の希望を奪う呪いの言葉でしかありませんでした。


【意図せずどんどん痩せ始めたとき、私は】


そんな時に訪れた、思いがけない痩せ期。


色々なものを失った私は、せめて痩せた体だけでも取り戻そうと思ったのでしょうか。
拒食に走るようになり、短期間に9㎏も痩せてしまいました。


しかし、拒食になった後、必ず訪れるのが過食期というもの。


摂食障害が治るまで、本当にあと少しだったのに……


過食衝動は、戻ってきてしまいました。
それでもしばらくは耐えて拒食を続けていたけれど……


ある日、爆発します。
コンビニに走る、両手いっぱいに食べ物を買い込む、食べる、食べる、食べる……


我に帰ったときには、すでに目の前に、大量の食べカスが散乱していました。


【悪魔の囁き】

久々に大過食をしてしまったことで、とても怖くなりました。


また太ってしまう。
また失ってしまう。


そして、ジャンクフードを大量に胃に入れたことで、また肌が荒れるかもしれない。


「それなら全部吐いてしまえ」


悪魔の囁きが聞こえました。


トイレに直行。
しかし、やはりほとんど吐けませんでした。


……そして、洗面所の鏡を見たときの衝撃……


そうだった。


私は吐くと、顔に赤い点状の内出血がたくさん出来るんだった。


過食嘔吐が慢性化していた頃は、肌のことなんてまったく気にしていませんでした。


それどころか、その内出血のアザを、むしろ「頑張って吐いた勲章」のように誇らしく思っていたこともあったけれど…


すでに、肌荒れ恐怖の強迫マジックにかかってしまった後でした。


あれほど肌に痕が残ることを恐れていたはずじゃないか。
それなのに、自らその状態を作り出してしまったなんて。


しかも、それまでは遅くとも1週間ほどで消えていたアザが、その時に限って3ヶ月近くの間消えなかったのです。


【逃げ場のない日々】

そこからは、本当にひどかったです。


何箇所も皮膚科をハシゴし、具体的な対処法がないことに絶望しました。


その病院の医師や看護師は、精神科ではなく皮膚科が専門の方たちですから、私の強迫的な確認行為にさぞかし驚かれたことでしょう。


今でも心から申し訳なく思っています。


また、やり場のないイライラから、親にも、夫にも、親友にも当たり散らしました。


あの時のことは、もう本当に、土下座して謝りたい…


これ以上生きていて、また違う何かを失うのは怖い。
それなら今すぐ死んでしまおう…と考え、方法を調べ、日にちを決めて準備をするほどまでに追い詰められました。


そう。


「たった1回吐いただけで、顔に一生消えない痕(※)が残ってしまうのか」


強迫性障害からくるその大きすぎる恐怖が、私を過食嘔吐を辞めざるをえない状態へと導いたのでした。


(※)ちなみに、このアザは少し時間はかかりましたがちゃんと消えました。


医師によると「怒責性紫斑」というもので、消えないということはほぼ考えられないとのこと。


もし今嘔吐が辞めらない方がこの文章を読んでいて、不安にさせてしまっていたら申し訳ありません。心配しないでくださいね。


【今も恐怖は残るけれど】

あれから1年経った今も、まだお化粧は一切出来ずにいます。


ひどい肌荒れ(内出血ではなく、薬にかぶれた方のハナシ)を経験したことからかなりの敏感肌になってしまったらしいのです。


ちょっとしたことですぐに化粧かぶれを起こしてしまうようになってしまいました。


また、肌荒れ恐怖の強迫観念は今でも本当に苦しく、何か作業するたび、手が顔に触れても問題ないよう、病的に手を洗ってしまいます。


お風呂に入るのにも、顔に化粧水を塗るのにも、いくつものルールやノルマが出来てしまいました。


ほんの少しの生活動作が肌荒れにつながるのではないかと、1秒も休まることなくビクビクしながら毎日を生きています。


ですから、今、嘔吐がなくなったことをもって摂食障害が快方に向かっているのかというと…それは不明です。


この強迫観念がある限り、私は一生自発的に嘔吐することはない、というだけ。
したくてもできないだけです。


まぁ、この出来事をプラスに考えるとするなら……


30歳の節目の年に、今まで無頓着だった肌の手入れについて真面目に考えるいいきっかけにはなったのかなぁと……


化粧品選びや負担をかけない肌の扱い方などは、このタイミングで詳しく知っておけてよかったとは思っています。


あんなめちゃくちゃなスキンケアをしたまま歳をとっていたら、大変なことになっていたかも。


まぁ、そうやって無理やりにでも前向きに捉えないと、やっていられないほどの苦しさでございますっっっっ!


【過食嘔吐を辞めるための、私なりのヒント】

あともう1つ。


「過食嘔吐を辞める方法」というと、「他に夢中になれるものを見つける」のような、ポジティブな方向に向かいがちですし、もちろんそれがベストです。


しかし、「過食嘔吐」「拒食時のハイテンション」はある意味最強なので、それ以上に「夢中になれること」なんて、そう簡単には見つかるものではありません。


ですからポジティブとは真逆の、「吐かないことよりもっと恐るべきモノ、『嘔吐を控えないと起こってしまうイヤ~な何か』を自分なりに見つける」ことで、吐くことから少なからず距離を置けることもあるのではないかなぁ……とも思うのでした。


(例えば、顔がでかくなるのがどうしてもイヤ→吐くと顔が浮腫んだり耳下腺が腫れる→嘔吐を辞めざるをえない    など)


「ちょっとイヤ」ではなく、「死ぬより恐ろしい」くらいにまで追い詰められないとなかなか辞められないとは思いますが。


しかし、このネガティブ具合が、いかにも私らしい……


ひねくれ者でスミマセン(笑)


私のように、余計に苦しくなってしまっては元も子もありませんので、積極的にオススメできる方法ではないのですがね。


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